昨今、ユーチューブやSNSでかなりの盛り上がりを見せているVtuber。
皆さんも一度は「やってみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
目指すA君
でも、お高いんでしょう?
はい! 高いです!
Vtuberになるための初期費用はざっと10万~30万、といったところでしょうか。
2Dイラスト制作費、モデリング費用、機材調達などなど、クオリティを突き詰めたら、財布はおろか銀行口座の中身まですっからかんです。
目指すA君
じゃあ俺には出来ねえじゃねえかよ!
大丈夫です。
Vtuberと言っても形態は色々あります。
にじさんじやホロライブのように、有名なイラストレーターさんに依頼し2Dイラストモデルを作成してもらう方法が一般的ですが、何もこれでなくてはVtuberになれないというわけではありません。
この記事では、あなたの所持PCスペックや経済状況から、最も素早くかつ安くVtuberになる方法をご紹介いたします。
アイディア次第では、一躍バーチャル界のインフルエンサーに飛び上がれます。
手持ちのPCスペックが乏しく、かつ安く始めたい方
Vtuberを行うには、PCスペックが不可欠です。
モデルを動かしながら、配信ソフトを立ち上げ、ゲームを起動しなくてはなりません。
最低でも、BTOパソコン販売サイトで10万ほどで売られているゲーミングパソコンぐらいは用意したいところです。
目指すA君
パソコンだけで10万!? 高過ぎるっての! 無理無理!
そうですね、学生さんにとってはかなりの大金になると思います。
であれば、パソコンを使わなければいいのです。
REALITY|バーチャルライブ配信アプリ
上記のアプリであれば、お手持ちのスマホ一つでアバター作成から配信まで出来ちゃいます。
キャラクタークリエイトに使えるパーツも豊富で、自分だけのオリジナルアバターを作ることができるのが魅力的ですね。
そのお手軽さから配信者もリスナーも数多く参画しており、仲のいい友人ができればコラボ配信なども夢ではありません。
「お金はないけど、声とトークなら自信あるぜ!」という方にうってつけのアプリです。
まずは配信を覗いてみて、雰囲気をみてみるのがよいかと思います。
カスタムキャスト
こちらのアプリもアバター作成から配信まで行うことができるアプリです。ニコニコ生放送で使用を前提としたものなので、ニコニコユーザーには嬉しいアプリですね。
既に150万ダウンロードを突破しており、プラットフォームもニコニコ動画・生放送にありますので、実力によっては多くのファンを集めることができるでしょう。
カスタムキャスト公式チャンネル(カスタムキャスト) - ニコニコチャンネル:ゲーム (nicovideo.jp)
それなりのPCは持ってるから、とりあえず安く始めてみたい方
流行中のFPSゲームが中画質以上でできるくらいのPCをお持ちの方であれば、あともう少しの頑張りでユーチューブやツイッチで完全オリジナルアバターでの活動が可能です。
ここでは、3Dモデルや周辺機器・ソフトをとにかく安く揃える方向で紹介します。
これらをひとつひとつ説明していきますね。
2Dモデルor3Dモデルの用意
イラストレーターやLive2Dモデラーに依頼すれば、クオリティの高いものが出来上がりますが、当然お金もかかります。依頼するイラストレーターやモデラーさんによってピンキリですが、大体5万~30万程だと思ってください。
今回は、依頼せずに自分でアバターを作ることができるツールを紹介します。
イラストが描けなくても大丈夫です。絵が描けない私もこのソフトを使用してアバターを作成しましたが、かなり楽に、それでいてオリジナリティのあるキャラクターを作成することが出来ました。
VRoid Studioを使えば簡単に3Dのオリジナルモデルを作成することが可能です。
商用利用もOKです。
工夫やアイディア次第では、プロ顔負けのキャラクターが無料で作ることができます。
公式のヘルプも充実しているので、やり方に戸惑うこともありません。
VRoid Studio – VRoid ヘルプ (pixiv.help)
本当に簡単なので、とりあえずいじってみて自分好みのアバターを作成してみてくださいね👍
アバターを自分の表情に合わせて動かすためのソフトを用意
Vroidでモデルを作ることができたら、次は動かしてみましょう。
3teneFREEは Webカメラ、PC内蔵カメラにて、簡単にフェーストラッキングが可能です。
顔や上半身の傾きが3Dモデルに反映されます。
また、口の開閉を感知するリップシンク機能もWebカメラのみで対応可能です。※リップシンクは顔認識の他、音声認識にも対応しております。
3teneFREE | 3tene
無料でかつ使いやすい3teneがおすすめです。
後述するWebカメラさえあれば、先ほど作成した自分のモデルを動かすことができます。
配信ソフトの用意
配信ソフトですが、OBSを使いましょう。
有名なVtuberも使用していて、安定した性能を持つ配信ソフトです。
無料でダウンロードすることが出来るので、お金の心配もありません。
Open Broadcaster Software®️ | OBS (obsproject.com)
配信者のほとんどが使用しているソフトなので、ハウツーがネットに溢れています。
分からないことがあっても、検索するだけほぼすべての情報が揃えられるので、心配はありません。
以下の導入方法と使い方がまとめられているサイトを参考にしてみてくださいね。
https://vip-jikkyo.net/how-to-use-obs-studio
WEBカメラ
持っていなければ購入の必要があります。
こだわりがなければ、安いものから選んでしまって問題ありません。
2000円以下(2021年4月5日現在)でおススメのものをいくつか紹介いたしますので、参考にどうぞ。
PCマイク
Vtuberにとって、声は命です。
音質の良し悪しは活動の良し悪しになると、私は思っています。
100円のマイクでも始められはしますが、出来ればここにはこだわりたいところです。
ここでは適度に安くてよいマイクを紹介しますので、お財布と相談して選んでみてください。
個人的に超おすすめのUSB接続マイクです。
5000円もしない値段で買えて、音質もそこそこ良い。マイクスタンドも付属しているので、置き場所にも困りません。ダイナミックマイクで耐久力にも優れています。総合してビギナー向けなので、迷うようならとりあえずのこれを買ってみるのもひとつでしょう。
Razer Seiren Mini コンデンサーマイク 超コンパクト設計 ゲーミングマイク USB マイク 配信用 単一指向性 クリアサウンド Black【日本正規代理店保証品】 RZ19-03450100-R3M1
こちらもおすすめのUSB接続のコンデンサーマイクです。
それなりの値段で買えて、音質もクリアです。
「音質もこだわりたいけど、万札を出すのは厳しい」
という方にはうってつけのマイクです。
ゲームをする方に向けて、コンパクトなデザインになっています。FPSプレイヤーでマウスの可動域が広い方など、デスクの上を散らかしたくない人には嬉しい設計ですね。
※コンデンサーマイクは大変デリケートです。扱いには注意しましょう。
さあ、新たな姿で配信を始めましょう
これで、最低限の準備は整いました。
後は配信始めるだけです。ゲーム実況でも、雑談でも、歌でも、好きなことをはじめましょう。とりあえずは格安で初めて、後々必要になったものがあれば、買い足せばOKです。
お金にある程度余裕のある方
クオリティを担保したい場合、上記で紹介した項目にお金をかけてみてください。
もしもお金に余裕がある場合は、何よりも先にキャラクターモデリングをプロに依頼しましょう。
SNS等で仕事を受け付けているイラストレーターも多数いるので、好み絵柄の方を探してみるのがいいでしょう。
上記ではUSBマイクを紹介しましたが、より音質を求めるのであれば、オーディオインタフェース+マイクにするのが最適です。
プロのストリーマー、にじさんじやホロライブに所属しているような大物Vtuberのほとんどが、オーディオインターフェースを介して音を取り込んでいるものと思われます。
本格的に歌や楽器をパソコンに取り込みたい場合は、音楽用の高音質マイクを使うのが一般的です。本格的なマイクは端子の種類が変わってくるので、そのままではパソコンに接続することが出来ません。
その際に必要なのが、こういったオーディオインターフェースなのです。
安いものでも1万以上するので、安易に手を出せるものではありませんが、音質は格段に向上します。
機種によってはエコーをかけることが出来たり、ワンボタンでマイクミュートにすることが出来たりと大変便利です。余裕があれば手に入れておきましょう。
オーディオインタフェースを買うなら、本格的なマイクも購入しないと意味がありません。
用途に合わせて、自分に合ったものを選んで購入しましょう。
終わりに
近年、配信界隈で著しい躍進を遂げているVtuberですが、意外と手軽に始めることができる手段が整いつつあります。
あなたの中に眠る才能を、新しい身体で目覚めさせてみてくださいね。
まずは気軽に始めてみましょう😉
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