ねー、ゲームプランナーに向いてる人ってどんな人? 私って向いてる?
経験上、ゲームプランナーに向いてる人をひとことで言うなら、「人付き合いが上手な人」だと私は思っています。
え!? 発想力がある人とかじゃないの?
発想力がある人も向いてると思いますが、それ以上にコミュニケーション能力が求められる職種です。これは、デザイナーやエンジニアの人に比べて、対人での作業が圧倒的に多いからですね。
今回は私のゲームプランナー時代の経験をもとに、「ゲームプランナーに向いてる人の特徴」を3つに分けてお話していきます。
人と関わるのが好きな人
これは、先ほど言ったように、他人とのコミュニケーションが求められるお仕事だからですね。
「コミュ力が高い人」ではなく、「人と関わることが好きな人」なところがミソです。
ゲーム制作は「面白い」を作る仕事です。数学のように、ただひとつの正解を選んでいく作業ではありません。一人でやるなら自分の信じるように作ればよいだけですが、幸か不幸か、ゲーム制作はチームでやるものです。
どういうことかわかりますね?
え……喧嘩が多いってこと?
そういうことになります。
プランナーは、自分とエンジニアとデザイナーの意見をまとめて、最終的なジャッジを下さなければなりません。そこに、上司であるディレクターやマネージャーも口を出してきます。
うわ、絶対どこかで食い違うじゃん
はい、想像しただけで大変ですよね。皮肉にも、みんなが良いものを作りたいと思えば思うほど、喧嘩が多くなってしまう職場なんです。
それでも、余りある意見をひとつに絞って、進めていかなければなりません。その中心に立つのは、いわゆる企画職と呼ばれる、プランナーやディレクターなんです。
あー……じゃあ、私みたいな陰キャには無理ってことか……
いえいえ、別段上手である必要はありません。一発ギャグのレパートリーが少なくても問題ないです。
他人を尊重出来て、ちゃんと向き合える人であれば大丈夫だと思います。
他人を見下す癖があったり、自分の意見に自信がありすぎる人などはちょっと厳しいかもしれません。逆に、謙遜癖があって自分を出すのが極端に苦手な人や、喋ることが嫌いな無口な人も同じく厳しいでしょう。
総合していうなれば、人付き合いが苦手な人にはかなり厳しい職種になっています。
コミュ力はあればあるほどいいですが、それ以上に「人と関わるのが好きな人」には向いている職種です。沢山のクリエイターと、いやというほど意見を交換しなけばならないので、それが苦にならなければ楽しい仕事だと言えるでしょう。
ロジカルシンキングが得意な人
うわ出た! エリートご用達ロジカルシンキング!
バカにしてはいけません。論理的思考力はゲームプランナーの仕事においてとっても大事なんです。
意識高そうな人がよくこの言葉を使うのも、多くのビジネスにおいてこれが大事だからです。ゲームプランナーも例に漏れません。
なぜ大事かというと、自分の言葉に説得力を持たせなければいけないシーンがゲームプランナーには多いからです。
例えば、エンジニアさんに仕様書を渡したとき、
「え? この部分の仕様はどうして必要なんですか? 作る必要あります?」と聞かれたときに、ちゃんと説明できなくてはいけません。
うるせー! この方が面白いんだよ! とかじゃダメ?
ダメです。エンジニアさんやデザイナーさんも労力と時間を割いて仕事をするのですから、納得のいく形で作業を始めたいと思うのが普通です。
他人を納得させるなら、感情論や感覚で話を進めるよりも、根拠と論理を提示するのが効果的というわけですね。ここで必要なのがロジカルシンキングです。
ロジカルな考え方を普段からしている人の方が、ゲームプランナーには向いていると言えます。
ゲームが大大大好きな人
あ! これ! これなら私も向いてるって言えそう!
ゲームプランナーになると、四六時中ゲームに携わることになります。仕事中もゲームをやって、帰宅した後も、開発中のゲームのことを考えたりします。
わー! 最高じゃん! 昼はゲーム作って、夜はゲームやるんだあ!
ゲーム好きにとっては、天国のような環境ですね。
ですが、意外とここで躓くゲームプランナーもいるんです。
え? どういうこと?
よく言う、「好きを仕事にすると嫌いになる」というやつですね。
自分はゲームが好きだからゲーム会社に入ったけど、「実は好きなのはゲームをやることで、作るのは嫌いだった」というのは、よく聞く話です。
ゲームプランナーになると本当にゲーム三昧になるんです。
市場調査のために、自分が興味のないゲームだってやる必要がありますし、デバッグ期間中はひたすら同じシーンを繰り返しプレイするのが仕事だったりします。
大好きだったゲームがいつの間にか、仕事の一部になってしまうということです。
大丈夫だよ! 私はゲーム大好きだもん! ゲームに関われるなら仕事だってなんだってやるよ!
それが言えるなら大丈夫ですね!
きっと、あなたはゲームプランナーに向いている人です。
まとめ
この記事の内容をまとめます。
いかがだったでしょうか。
これからゲームプランナーを目指す人も、今現在ゲームプランナーをやっている人も、参考にしていただけたら幸いです。
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